2006年4月の日記


2006年4月1日(

 今日は、学校に、前年度の成績を受け取りに行く日だったのですが、すっかり、行くのを忘れていました。

 しかし、考えてみれば、今日は行かなくて正解だったかもしれません。
 「エイプリルフールだから」という理由で、嘘の成績を渡されたら、たまりませんからね。
 そうだそうだ、学校側は、そんなことを企んでいたに違いない。俺は間違っていなかったんだ、ははは。


2006年4月2日(

 今日は、肉屋のバイトは2人とも出勤の日だったのですが、佐藤さんが、時間になってもやってこないんです。
 それもそのはず。なんと、春井さんによれば、彼女は、昼間出勤し、仕事を終え、すでに帰ってしまったというのです。

 実は、以前から、
「いずれ、日曜日は、『一人が昼間出勤して品出し。もう一人が夕方出勤して掃除』という体制にしよう。そっちのほうが、加工肉がスペースを取って作業の邪魔になるようなことがなくて、都合がいい」
 という話にはなっていたんです。
 そんなことを、チーフが言っていたんです。

 その体制が、今日から、発動したというわけなんです。
 おそらく、佐藤さんは、昨日出勤した際、新体制移行の指示を受けたのでしょう。

 だから、今日の夕方来なかったことは、何も問題ないんです。
 でもね、新体制に変わったこと聞いたんだったら、私にもメールで連絡ぐらいしてくださいよ。
 俺一人だけ何も知らないなんて、寂しいじゃないですか。


2006年4月3日(月)

 バイトの帰りに、試食の残りの、ウインナーと焼豚、それから、見本品の、ウインナーのベーコン巻きとチキンナゲットとホットドッグを、もらいました。
 チーフと春井さんから許可をもらって、持って帰りました。

 これらのうち、試食の残りのほうは、何も問題ないんです。アレなのは 見本品のほうなんです。
 見本品というのは、その名が示す通り、見せるためにあるわけであって、食べるためにあるわけじゃあないんです。本来、そんなものを食べる人はいないんです。
 つまり、見た目さえしっかりしていれば、最悪の衛生環境で作ってもいいし、実際にそんな環境で作られているかもしれないんです。極端な話、ゴミ箱から拾ってきたもので組み立てられていても、おかしくはないんです。
 要するに、見本品というのは本来、用が済んだら、ゴミでしかないんですよ。

 そんなわけで、チーフも春井さんも、見本品を食べることは、あまりオススメしていなかった(見本品は、今日、マネキンさんが作ったものであり、チーフや春井さんが作ったものではない)のですが、食い意地の汚い私は、「大丈夫だ。食える」と言い張り、持って帰ってきました。
 そして、晩飯として食いました。
 非常に美味しゅうございましたよ。お腹なんて、全然壊していません。

 しかし、ゴミを晩飯にしてしまったということで、今回ばかりは、下品で非常識な私も、さすがに痛感しましたよ。

 非常に経済的だな、と。


2006年4月4日(火)

 出かけようと思って、自転車のサドルに手をかけたら、妙な感触が。
 見れば、サドルに、何かが付いています。

 鳥さんのお尻から出てくる、あの物体でした。

 おお、なんということだ。

 全く嬉しすぎるじゃないか、ウンが付くなんて。
 ハハハハハ……。


2006年4月5日(水)

 パン屋のバイトの筒井さんが、いつの間にか辞めていたようです。
 なんでも、学校の成績が下がったので、親に辞めさせられたそうです。

 それはそれとして、本日の、チーフと私の会話。

 チーフ:「このポン酢、いらないから、飲んでいいよ
 私:「いや、いいです。ポン酢なんて飲んだら、マズいじゃないですか」
 チーフ:「そんなことないよ、おいしいよ。“ポン”と“ズ”の味がするよ
 私:「いやあ、おもしろいこと言うなあ。こんなおもしろい話は、久しぶりに聞きましたよ」(←棒読み)
 チーフ:「絶対飲ませてやる……」

 私には、未だに分からないのです。
 “ポン”と“ズ”って、一体何者なんでしょうか?


2006年4月6日(木)

 相棒の佐藤さんが、近いうちに、バイトを辞めてしまうかもしれません。
 本人は、辞めたくないと言っているのですが、辞めざるを得なくなる可能性が高いです。

 実は彼女、以前から、手荒れがヒドいのです。腕までもが、荒れているのです。
 その荒れが、水仕事をしているせいで、どんどんどんどん悪化してきて、最近では、腕の皮膚が、さながら象の皮膚のようになってしまっているのです。

 数日前、久しぶりに半袖の服で過ごしていた時に、その腕を、母親に見られてしまったらしいんです。
 で、
何でこんなになるまでほっといたんだ!
 と激怒され、バイトを辞める方向に、親子会談が進んでしまったそうなんです。

 母上にさえ見つからなければ、佐藤さんが、辞めるなどと考えることは、なかったはずです。
 普通の若い娘さんなら、皮膚が象さん化したら、一瞬にして辞めるでしょう。
 しかし、佐藤さんに限っては、大丈夫なんです。自分の肌が、ビジュアル的にどうなろうが、気にしちゃあいません。
 彼女は、非常に男らしい性格をしていますから。
 基本的に、一人称が、「俺」ですし。


2006年4月7日(金)

 バックルームで、パン屋の後藤田チーフが、自分が買った商品のパッケージを、じっと見つめていました。

 私:「何ですか、それ?」
 後藤田チーフ:「ゴレンジャーとかのやつ

 彼が持っていたのは、キャラクターカード付きの、スーパー戦隊シリーズのウェファーチョコでした。

 私:「いいなぁ、それ。……でも、この店で買うのは恥ずかしいから、やめとこう」
 後藤田チーフ:「そう、そこが弱点。まあ、俺はもうこの年だから気にしないけど

 しかし、結局私は、帰りに、買ってしまいました。後藤田チーフから、売っている場所まで聞いて。
 なんか、“負けちゃいられない”と、思ってしまいましてね。

 ちなみに、2つ買って、200円。要するに、1つ100円。高いですね。
 中に入っていたカードは、忍風戦隊ハリケンジャーの、「シュリケンジャー(ファイヤーモード)&天空神」と、激走戦隊カーレンジャーの、「ブルーレーサー&ピンクレーサー」でした。
 ちくしょう。名前ぐらいしか知らない人たちばかりだ。
 世間の多くの人から見れば、名前だけでも知っていれば十分なのかもしれませんが。


2006年4月8日(

 少しずつですが、このサイトのHTML文書が、Wordで製作されたものから、メモ帳で製作されたものへと移行しております。

 ようやくこのサイトにも、近代化の波が訪れたようです。
 どんどん、ナウくなっていきます。
 さながら、「ざんぎり頭を叩いてみれば、文明開化の音がする」という具合ですね。


2006年4月9日(

 例の新体制に従い、今日の私は、午前11時に出社しました。帰ったのは、午後4時半でした。

 実は、このように、午前中から働きに来たことは、今までにも、何度かあります(佐藤さんは、こないだが初めてだと思いますが)。
 人手が足りなかったりすると、私のような夕方のバイトに、チーフが声をかけるのです。「明日の昼間来れる?」みたいな感じに。

 昼間出勤するとなると、当然、パートのおばさんたちと一緒に仕事をすることになります。加工肉を出すだけじゃなく、色々な仕事を手伝いますから、おばさんたちの指示を仰ぎつつ、働くことになるのです。

 で、気になったことが。
 以前に何度か昼間出勤した時もそうだったのですが、パートのおばさんたち、なぜか、私とチーフの会話を聞くと、笑うのです。
 誰も笑わそうなんて思ってないのに、どういうわけか、我々の話を脇で聞いて、ウケているのです。
 ちょうど、『ドリフ大爆笑』で、どこからか聴こえてくる、おばちゃんたちの笑い声のように。


2006年4月10日(月)

 冷凍庫の棚の一番上に、ロールキャベツの入った段ボール箱をしまおうと、背伸びをしていました。
 そうしたら、見事に滑って転んでしまいました。
 足元に積んであった商品に、お腹を打ちつけました。

 「私は負けん!」とばかりに立ち上がろうとしたら、今度は、滑った時に私の手から離れていたロールキャベツの箱が、後頭部を直撃しました。

 冷凍庫の奴め、知らぬ間に、相当腕を上げていたようです。
 もはや、私から冷凍庫に教えることは何もありません。
 免許皆伝じゃ。


2006年4月11日(火)

 今日もまた、電車で出かけてきました。
 目的の駅には、無事、着きました。
 しかし、そこから先、道に迷ってしまったのです。
 で、結局、タイムオーバー。集合時間になっても、目的地には辿り着けませんでした。
 集合時間に間に合わないと参加ができないイベントだったので、その時点で私は、その地にいる意味を失ってしまいました。

 しかし、ここで、すごすごと帰っては、負け犬です。
 せっかくだから、そこの駅前で、寿司を食って帰ることにしました。
実は俺は、寿司を食うために、この駅に降り立ったのだ
 と、旅の目的をすり替え、自分を納得させ、失敗を成功に脳内変換させようという、涙ぐましい大技です。
 要は、寿司を食うことによって、
「いやぁ、今日はあの駅に降りた甲斐があったなぁ」
 と、思えればいいのです。そう思えれば、勝ちなのです。

 寿司屋に入った私は、寿司を握ってもらうだけでなく、真っ昼間だというのに、ビールまでをも、注文しました。
 そして、左手にビール、右手にお茶を持ち、一人で乾杯し、ワンマン宴会を始めました。

 その後私は、満足して、帰路につきました。
 いやぁ、今日はあの駅に降りた甲斐があったなぁ!


2006年4月12日(水)

 佐藤さんの時給が、上がったそうです。本人が、そう言っていました。
 それでもまだ、私より安い時給ですが、これで少しは、私に恨み言を言ってくることも減るでしょう。
 なお、念のためにいっておきますが、彼女が、「給料上げてくれなかったら辞めてやる」などと言って店側を脅し、強引に時給を引き上げたなどという事実は、ありません。第一、「辞めるかもしれない」という話は、私にしかしていないようです。

 時給が上がったことで、佐藤さんは、少し無理をしてでも、バイトを続けたくなったようです。
 これはありがたいです。私1人で働くのは、キツいですからね。

 あ。でも、彼女がいなくなれば、私が部門異動させられる可能性も消えるのか。
 うーん。それも捨てがたいなぁ。

 そうそう、昨日の話なんですが、遠出したついでに、学校に成績を受け取りに行ってきました。
 なんと、奇跡的に、卒業に必要な全ての単位が、取得できていました。  まあ、それでも、週に1時間、ゼミにだけは、参加しなくちゃいけないんですけどね。それだけなら簡単なもんです。

 それにしても、まさか、3年生を終えた段階で、全ての単位が揃っていようとは……。
 1年生の後期を終えた時、「このペースでは、卒業するのに6年かかる」という単位取得状況だったことを思えば、夢のようです。


2006年4月13日(木)

 外で食事をしました。
 ケサディーヤと、チョコレートパフェを食いました。

 食べ合わせもヘッタクレも、あったもんじゃありません。

 この、悪趣味極まりないランチに時間を取られたせいで、ちょっとしたアクシデントが。
 電車に乗り遅れました。
 しかも、2秒くらいの、僅差で。
 悔しい。次は勝つぞ!


2006年4月14日(金)

 お腹が減りすぎて、マトモに仕事ができませんでした。
 力が入らず、ろくに、物も持ち上げられない有り様でした。
 やはり、一日の食事が、ごはん一杯のみというのは、良くありませんね。

 そうそう、今朝、このサイトの文章の、近代化が完了しましたよ。Wordで生成されていたHTML文書が、全て、メモ帳を使っての手作りに生まれ変わりました。
 いやぁ、HTMLタグとやら、思ってたよりもずっと使い方は簡単で、やりながら、たやすく覚えられてしまいましたよ。もう、完璧に使いこなしています。
 それでもまあ、私のタグの使い方には、非常に無駄が多いとは思われますが。

 ダメじゃん。全然使いこなせてないじゃん。


2006年4月15日(

 焼き鳥をパック詰めしようとしたら、例の、調子の悪いオートパッカーが、懲りずに、
「トレイの識別ができません」
 と、訴えてきました。

 心を閉ざしてしまったようです。

 そこで私は、彼にいろいろな言葉をかけながら、何度も包装を試みてみることにしました。
 声をかけて、彼の心のドアを開けようとしたのです。

自分で自分を褒めてあげなさい
 だとか、
魔貫光殺砲
 だとか、いろんな言葉をかけてみましたが、一向に、パッカー君は動き始めません。

 それでも私は、根気強く粘り続けました。
 そんな、一途な気持ちが通じたのでしょう。とうとう、彼も折れてくれました。ちゃんと、商品をパックしてくれるようになったのです。

 ちなみに、彼の心をこじ開けた、私の言葉は、
カラテキックを見せてみろ
 というものでした。

 なお、パッカー君に話しかけている時、私の周りには、だぁれも人はいませんでした。
 おー、寒い。寒い寒い。今夜は冷えるねえ。


2006年4月16日(

 出勤早々、パン屋の後藤田チーフと遭遇しました。
 彼は、私の顔を見るなり、
「そうだ! 今日は、いいもの持ってきたんだ!」
 と、男子更衣室へ走っていきました。
 後を追った私が、彼に見せられたものは、大きなファイル。
 そのファイルの中に、例の、スーパー戦隊シリーズのカードが、ギッシリとコレクションされていたのです。
 彼は、誇らしげに、ファイルのページをめくっていきます。
 私は、うらやましげに、数え切れないほどのヒーローたちの、勇ましい姿を見つめます。

 しかし、ここでちょっと、私の頭の中に、疑問が浮かび上がりました。
 実は、数日前のこと。後藤田チーフは、あのカードを、“自分の幼い息子のために買った”と、言っていたのです。
 だというのに、何ですか、この有り様は。
 この量、この保管のされ方、そして何より、職場に持ってきての、この満足げな笑顔。
 間違いない。子供は、口実として利用されているにすぎない。

 そこで思わず、私は聞いてしまいましたよ。
「これ、自分のために買ってるんじゃないですか?」
 すると後藤田チーフ、
まあ……自分のため……だねぇ
 と。
 正直者ですね。

 さてさて、私も負けてはいられません。帰りに、例のウェファーチョコを買いましたとも。
 当たったのは、鳥人戦隊ジェットマンの、「ネオジェットマン」。
 おお。ちょっとレア物っぽいぞ、これ。

 しかし、後藤田チーフを超えるのは、この調子じゃあ、無理だなあ。
 カードは全部で、153種類もあるらしいし。
 それだと、奇跡的に毎回お目当てのカードが毎回当たったとしても、全種類揃えるまでに、1万5300円もかかる。
 ……1万5300円!!
 これやっぱり、初めから、子供が買うことなんか想定に入れないで作った商品でしょ、これ。
 考えてみれば、そもそも今の子供が、スーパー戦隊シリーズ30年の歴史なんかに興味あるわけないじゃないですか。


2006年4月17日(月)

 ウチのスーパーの社員は、その全員が、半年に一度、向こう半年間の目標を会社に提出します。そうすることが、義務づけられているのです。
 そして今は、その、半年の目標を、提出する時期。
 本日、バックルームにて、パン屋の後藤田チーフに出会ったので、ちょっと、この件について聞いてみました。

 私:「半年の目標、出し終わりました?」
 後藤田チーフ:「おお、もちろん。余裕よ、余裕」
 私:「もしかして、あれですか? 『スーパー戦隊のカードを、153枚全部揃える』とか、そういうの書いたんですか?
 後藤田チーフ:「いや、それは、無理だね。あれを全部揃えるのは、無理」
 私:「ですよね」

 しかしこの場合、「全部揃えるのは無理」ではなく、「それを仕事の目標にするのは無理」と言ったほうが、適切なような気がします。
 もしや後藤田チーフ、全部揃えることができそうなら、それを仕事の目標にしようとしていたな!


2006年4月18日(火)

 普通自動車の、免許というやつを取りました。
 オートマ限定免許だけど。

 やっと、取れたんですよ。
 何を隠そう、私が、3月30日・4月11日・4月13日の3度に渡り、電車に乗って出かけていたのは、免許センターだったのです。
 免許を取るための試験は、よっぽどアホじゃないと落ちないという噂ですが、私は、2度も落ちました。
 なぜってそれは、私が、アホだから。

 最初の試験の時は、何も勉強しないで、しかも、ほとんど寝ないで行ったんです。60点が合格ラインなら、楽勝だと思ってたので。
 結果は、88点でした。
 なのになぜか、落ちてしまいました。
 なんと、実は、合格に必要な点数は、90点だったんです。
 それぐらい、試験受ける前に調べとけよ、という話です。
 だいたい、「60点が合格点」という妄想は、どこから出てきたんでしょうかね。

 2度目は、ちゃんと勉強して、現地に向かいました。
 しかし、道に迷い、寿司を食って帰ってきました。
 1度目はちゃんと辿り着けたのに、2度目で道に迷うなんて人も、珍しいですね。
 道は同じなのに。

 3度目は、勉強もしましたし、時間内に目的地にも辿り着きました。
 しかし、89点という、惜しい結果に終わりました。
 どうやら、私の勉強には、1点分の価値しかなかったようです。
 頭の弱さが、意外なところから露呈した格好ですね。
そんなこと、もう、とっくの昔に露呈している
 という声も聞こえてきそうですが。

 なんだか、書いてて、自分が哀れになってきたので、今日の日記はここらで終わりにしますね。

 いやぁしかし、免許が取れて良かった。
 オートマ限定免許だけど。


2006年4月19日(水)

 閉店業務が終わり、更衣室で着替えていたら、グロサリーの社員の清水さんに、飯を食いに行かないかと誘われました。清水さんがごちそうしてくれるというので、即座に、承諾しました。
 清水さん、ごちそうさまでございますです。

 この晩飯会には、私と清水さんの他に、村井兄弟(仮名)が参加しました。鮮魚部の契約社員である兄(23歳・男)と、グロサリーのバイトである弟(21歳・男)の2人です。

 私は、一旦、自転車で自宅まで帰り、その後、村井兄弟の乗る車に拾ってもらいました。道中で、清水さんも拾い、一行は一路、目的地であるファミレスへと向かいます。
 車内では、「ジンギスカン」、「セーラー服を脱がさないで」、「タッチ」といった、統一感のない曲たちが流れていました。
 車の持ち主である村井(兄)さんは、いい趣味をしていますね。

 ファミレスに着くと、我々は、食べ物と同時に、お酒をも注文しました。みんなで、ビールでもって乾杯です。ただ一人、運転手である、村井(兄)さんを除いて。

 食事中の話題は、必然、職場のことになります。“同じ職場で働いている”というだけのつながりの、4人ですからね。
 いろんな部門の、社員やバイトのことが話題に上りました。もちろん、精肉部門の職員のこともです。
「ウチの店の社員の中では、古谷チーフが一番温厚」
春井さんは、いつも店長や副店長に怒られている
 こんなことを、清水さんと村井兄弟は、口を揃えて言っていました。

 やがて、話題は、予想外の方向へと流れていきました。
「FF5のネオエクスデスは、あまり強くなかった。FF4のゼロムスのほうがよっぽど強かった」
「FF6のケフカは弱かったが、こちらのHPを1にしてくるのが厳しかった」
「ドラクエ5には、モンスターを必ず仲間にできる裏ワザがある」
「ロマサガ2のロックブーケが使う技・テンプテーションは、見切れる。だから、ラスボス戦は、必ずしも女中心のパーティーで挑まなくても良い」
「聖剣伝説2は、戦闘が完全なリアルタイムじゃないので、緊張感が薄かった」
 と、いうようなことを、4人で熱く語り合い、盛り上がりました。

 いやぁ、全くの偶然でした。“同じ職場で働いている”というつながりしかない4人だったはずなのに、意外な共通点が見つかりました。
 お前ら全員、ゲーマーだったんかい!


2006年4月20日(木)

 本日、当サイトの総アクセス数が、1000を突破しました。
 これも、日ごろからの皆様のご愛顧のおかげ。ありがとうございます。

 「トップページに入ってくるなり、2秒ほどで出ていき、そのまま二度と現れない」なんて人も多いですが、それでも、お客様には違いありません。ありがとうございます。

 1000のアクセスのうち何割かは、確実に、私本人によるものだと思われますが、それでも、カウンタが回っていることには違いありません。ありがとうございます。管理人さん、ありがとうございます。

 こんな、箸にも棒にもかからぬサイトですが、皆さん、これからもちょくちょく遊びに来ていただけると、嬉しいです。


2006年4月21日(金)

 品出しをしていたら、パン屋の後藤田チーフがやってきて、私に何かを差し出しました。
 受け取って見てみれば、それは、2枚のスーパー戦隊カード。
 電磁戦隊メガレンジャーの、「メガブラック&メガイエロー」と、高速戦隊ターボレンジャーの、「流れ暴魔キリカ」でした。

「何ですか? これ?」
「ダブり」
「もらっちゃっていいんですか?」
「いいよっ」
ありがとうございます!

 ってなわけで、後藤田チーフのご厚意により、無傷で、コレクションを2枚増やしてしまいました。
 サンキューです、後藤田さん。しかも、キリカが手に入るとは。うへへへへへへ。

 ところで、お二人さん。あなたたちがカードのやり取りをしている、そこ。もろに売り場なんですけど。
 お客様が、通るんですけど。
 君たち、もしかして、あれだね。店の面汚しだね。


2006年4月22日(

 今日は、五星戦隊ダイレンジャーの、「ゴーマ3ちゃんズ」のカードを当てました。
 ゴーマ3ちゃんズがカード化されているなんて……。
 なかなかいいセンスしてるじゃないか、これ作った人。

 ところで、思い出したんですよ。
 19日、清水さんたちと飯を食った際、どんなきっかけで、ゲームの話になってしまったのか。

 職場の話をしている時、清水さんが、こんなようなことを言ったのです。
「春井さんは、頑張っているのに報われなくて、かわいそうだ。FF5のギルガメッシュみたいだ

 よりによってギルガメッシュとは!
 もしや春井さんは、源氏防具を標準装備?


2006年4月23日(

 賞味期限切れの冷凍食品を発見。それを手に取り、ゴミ箱へと向かっていると、ウチの古谷チーフが話しかけてきました。

 チーフ:「それ、どうしたんですか?」
 私:「これですか? 時代遅れだから、捨てるんです」
 チーフ:「そうか。時代遅れの商品か」
 私:「そうです。時代おくれです。河島英五ですよ
 チーフ:「古いなぁ……」

 仕事終了後には、例のブツを購入。
 今日は、忍者戦隊カクレンジャーの、「ニンジャホワイト&ニンジャブラック」のカードを入手しました。
 なんだかんだいって、最近、これを買うのが楽しみになってきています。


2006年4月24日(月)

 パン屋の、ありがたい後藤田チーフが、今日もまた、カード援助をしてくれました。
 それもなんと、今回は、4枚も。
 今日一日だけで4枚もダブるなんて、すごい。よっぽど買っているのでしょう。

 こうして、私のものとなった、後藤田さんの血と汗とお金の結晶。
 しかし、けしからんことに、私はそれらを、更衣室のロッカーの中に忘れてきてしまったのです。
 価値のある品だ。盗まれないといいが。

 カードだけじゃありません。今日は、いろんな人から、いろんなものをもらった日でした。
 春井さんからは、試供品の鳥そぼろをもらいました。
 帰る間際の古谷チーフからは、缶コーヒーをもらいました。

 そういえば、缶コーヒーをもらった時、私と古谷チーフの間に、こんな会話がありました。

 私:「この缶コーヒーをもらった恩は忘れませんよ。鬼ヶ島に行く時は、声をかけてくださいね
 チーフ:「うん、分かった。来月行く予定だから
 私:「とうとう行くんですか!? 鬼ヶ島に鬼退治に!
 チーフ:「当たり前じゃないか。それじゃあ、僕は先に帰るから」
 私:「お疲れさまです!」

 おい、誰かさ、誰かこいつら止めてやれよ!


2006年4月25日(火)

 ネタがないので、コンビニに行ってきました。
 買うのはもちろん、スーパー戦隊シリーズのウェファーチョコ。
 そうです。ネタにするために、買ったのです。

 当たったのは、電撃戦隊チェンジマンの、「チェンジドラゴン」でした。
 ダブらなくて、良かった良かった。

 それで……これのどこら辺が、ネタになってるんですか?


2006年4月26日(水)

 自転車で通勤中、後輪で、何かを踏んでしまいました。

 カキーン! プシュー、シュシュー。

 と、奇妙な音がしたかと思うと、みるみるうちに後輪は、パンクな野郎になってしまいました。
 自転車を引きずって店まで行くことになったのは、いうまでもありません。
 ま、それでも、パンクした場所が割と店に近かったおかげで、遅刻しなかっただけマシですな。
 帰りは非常に苦労しましたが。

 今日もまた、後藤田チーフから、カードをもらいました。無言で、私のユニフォームのポケットに、入れてきました。
 今日は、3枚。
 こないだもらった4枚と合わせて、7枚。
 科学戦隊ダイナマンの、「ダークナイト」など、7枚です。
 いえ、7枚のカードの内訳を、全部書き出したりはしませんよ。
だって、面倒ですし、それに、そんなもの書き連ねても、誰も喜ばないと思うので。


2006年4月27日(木)

 夢に、明智光秀と丹羽長秀が出てきました。

 夢の内容は、覚えていません。
 彼らがどんな顔をしていたかも、覚えていません。
 そもそも私は、本物の彼らの顔を、知りません。
 だから、出てきてくれたところで、私には、それが彼らだと分かるはずがないのです。

 しかしなぜか、「明智さんと丹羽さんが出てきた」ということは、確かな事実として、記憶に残っています。
 夢って不思議です。


2006年4月28日(金)

 売り場にて、
グァア。グァア
 と、アヒルのマネをしている少年を見かけました。
 非常に上手なモノマネでした。
 神業といっても差し支えのないレベルでした。

 しかしあの子、頭のほうは大丈夫かしら?

 今日もまた、後藤田チーフから、スーパー戦隊のカードを、2枚、 提供されました。
 帰りに、自分でも、カード付きのウェファーチョコを、2袋買いました。

 ダメだ。
 もうこのカードネタ、完全に、「いつものこと」と化しているので、オチとして機能しません。


2006年4月29日(

 閉店業務に、エラく時間がかかってしまいました。
 やけに作業量が多かったんですよ。

 でも、その分、いいこともありましたよ。
 帰り際、清水さんが、感謝の意を込めて、「カップヌードルしお」というやつをくれたんです。
 きっとこれは、塩の味がするカップヌードルなんじゃないかと思います。
 ええ、そうに違いありませんよ。
 相変わらず、私の推理能力は、卓越していますな。

 そういえば、今日の閉店業務、一つ、やり残してしまったことがあります。
 青果売り場にあったブロッコリー、青果の冷蔵庫に、しまい忘れました。
 ヤバいかな。


2006年4月30日(

 ブロッコリーについては、誰にも、何も言われませんでした。
 言われなかったってことは、私には、なんにも落ち度はなかったってことですね。
 そうに違いありません。
 そうに決まってるんですよ!

 今日は、バックルームで偶然すれ違った野沢さんに、突然、笑われました。

 野沢さん:「ヘッヘッヘ。ヘッヘッヘッヘ」
 私:「何かおもしろいことでもあったんですか?」
 野沢さん:「ヘッヘッヘッヘ。全然
 私:「……大丈夫ですか?」
 野沢さん:「ヘッヘッヘッヘ。少し変かもしれない
 私:「トリップしちゃってるんじゃないですか?
 野沢さん:「ヘッヘッヘ。ヘッヘッヘッヘ」

 野沢さん……。
 ダメ。ゼッタイ。



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