2006年8月の日記


2006年8月1日(火)

 6時半からの、パン屋のタイムサービス。今日もまた、渡辺さんのお手伝いをしました。
 もちろん、救援は成功しましたよ。

 それはそうと、前から気になっていたのですが、この人、口を開けば毎度のように、
す、すいません
 と、謝ってくるのです。
 別に、彼は何も悪いことはしていないし、私も、何も文句などは言っていないというのに。
 どういうことなのでしょうか?
 なんだか、こっちが申し訳ない気分になってきます。


2006年8月2日(水)

 一昨日の日記の、補足説明をば。

 私は、ラスボス会社に10月入社をするわけですが、正確にいうとこれ、10月入社ではなく、4月入社なんです。
 実際に働き始めるのは来年の10月からなのですが、入社式だけは、4月に行われます。形の上では、その時点から会社に所属することになるのです。

 要するに、私が何を言いたいかというと、
俺は決して、半年の間、『無職』になるというわけじゃないんだぞ。卒業後すぐに、一人前に就職するんだぞ
 と、こう言いたいわけなのです。


2006年8月3日(木)

 例のごとく、夜まで寝てしまったよ。

 これはあれだね。卒業してからの半年間が、非常に心配だね。
 パソコンに向かうことすら、ちゃんとできるかどうか怪しいもんだね。


2006年8月4日(金)

 加工肉の日付チェックをしていたら、賞味期限の迫った商品が、比較的日付の新しい商品の下に埋まっているのを発見。アセりました。
 品出しの際、誰かが、新しい商品を古い商品の上に出しやがったのです。

 私は直接会ってはいないのですが、ここ数日の昼間、職場体験学習の名目で、ウチのスーパーに、中学生が働きに来ています。
 どうやらこれは、彼らの仕業のようです。

 慣れないことをやっているわけですから、ある程度ダメなのは仕方ありませんが、それでも、基本的なことぐらいは、きっちりとやってほしいものです。

 と、エラそうに独り言をつぶやいてみましたが、実際には、彼らの若さに嫉妬して、文句をタレてるだけなのは、誰にも内緒です。


2006年8月5日(

 とても暑かったので、昼間、近所にある大型スーパーに出かけました。
 家にいるより、涼しいですからね。

 店内のベンチに腰かけ、腕を組み、足を広げ、1時間ほど、昼寝をしました。
 涼しかったので、気持ち良く眠れました。

 ええ。もちろん、私以外には、誰一人として、そんなことをしている人はいませんでしたとも。
 スーパーに昼寝をしに来る人は、あんまり、いないでしょうからね。


2006年8月6日(

 今日は、昼間の出勤。バイト終了後、自分の勤め先でお買い物。
 パンコーナーで、後藤田チーフと遭遇、仕事中の彼と、雑談に興じました。
 1時間ほど。

 話の内容は、今度飲みに行くことの打ち合わせとか、「突撃!隣の晩ごはん」についてとかでした。

 くだらんな。
 君たち、職場で、こんな話を延々としておっては、いかんよ。
 しかも、一人は、まだ勤務中じゃないか。
 店長に見られてたら、どうするつもりなんだね。


2006年8月7日(月)

 夜明けごろまで、酒を飲みながら、ヤクザもののVシネマ。それからやっと、眠りにつきました。

 夕方からは、アルバイト。久々に、オートパッカーの調子が、おかしくなってました。
 この機械、もうダメです。完全にボケてますよ。
 いつも通りに投入したはずの商品を、中でグシャグシャに粉砕してから排出するなんて、絶対におかしいです。


2006年8月8日(火)

 そういえば、一昨日は、私の誕生日だったようです。
 22歳になったという噂です。

 7月の終わりごろ、佐藤さんに、
「もうすぐ俺の誕生日だから、何か金目の物をくれ
 と要求したら、「ガムテープで口を塞ぎ、後ろ手に縛り、冷凍庫に放置してやろうか?」と、示唆されました。

 ヒドい後輩です。
 年長者は敬いなさい。
 そして、俺に金目の物をくれ。


2006年8月9日(水)

 肉屋の仕事が、おおよそ片づいたころのこと。私と佐藤さんは、作業場にて、仕事もそこそこに、棒立ち気味で雑談をしていました。
 具志堅用高について、語り合っていました。

 その会話を、あろうことか、店長に聞かれてしまったのです。

 店長は、その場は何も言わず、去っていきましたが、さて、困りました。
 後で何を言われるかな。

 とりあえず確かなのは、我々のやっていたことには、弁護の余地がまるでないということです。


2006年8月10日(木)

 昨夜は、一睡もしませんでした。
 夜は寝ずに過ごして、その代わりに、翌日の昼間、寝ようと思っていたのです。
 ところが、いざ、今日の昼間になってみると、暑くて、全然眠れやしません。

 そこで私は、考えました。
 カラオケに、行くことにしたのです。
 一人で。

 こうして私は、冷房の効いた部屋で、グッスリと眠ることができたわけです。

 部屋に入ったのは、午後1時ごろ、目が覚めたのは、夜の8時でした。

 いや〜、相変わらずの自分の頭の良さに、感服してしまいますよ。
 実に有意義な、お金と時間の使い方をしてますね。


2006年8月11日(金)

 とりあえず今のところは、古谷チーフは、店長から文句を言われたりはしていないようです。
 平和って素敵ですね。

 ところで、今日のチーフ、私のそばへやってきて、こんなことを言いました。
「どうも。どうもどうも、堂本光一です
 私、ビックリしましてね、思わず、
「え。剛じゃないんですか?
 と、返してしまいましたよ。

 わははははは。
 ……つまらんね。


2006年8月12日(

 休憩室の掃除は、アルバイトの仕事です。
 青果・鮮魚・精肉・ベーカリー、各部門のアルバイトが、曜日ごとに、交替で清掃を担当します。
 各部門の仕事の合間に、なんとかヒマを見つけて、掃除をするのです。

 精肉部が休憩室掃除を担当する曜日は、土曜日と日曜日。
 なぜか、運悪く、忙しい曜日に、余計な仕事が割り当てられています。

 今日は、土曜日ですから、私が、休憩室をクリーンにしなければなりません。

 ですが、はい。すっかり、忘れてしまいました。

 おそらくは、明日の朝、店長が、私の醜態を発見することになるでしょう。
 ゴミ箱に溜まった、捨てられていないゴミから、発見することになるでしょう。

 さあて、天にでも、祈るとしましょうか。


2006年8月13日(

 今日は、忘れずに、休憩室掃除をやり遂げることができました。

 仕事終了後、清水組の集会がありました。
 清水さんの自宅で、またも、晩ご飯をご馳走になったのです。
 参加者は、いつもの4人。清水さんと村井兄弟と私。

 メニューは、焼肉と寿司と焼き鳥と刺身でした。
 ダメです、清水さん。
 ご馳走してくれるのはありがたいのですが、前回の反省が、まるで感じられません。

 まあ、それでも、今回は、肉がマトモなものだっただけ、幾分マシです。
 焼肉だけで6人前以上、寿司だけで5人前くらいの量があったのは、ちょっと問題だと思いますけどね。

 食事中、私は、「今度、後藤田チーフと飲みに行く」ということを、皆さんに話しました。
 すると、村井(兄)さんから、驚くべき情報が。

 なんと、後藤田チーフ、酒が入るとエロくなるそうなのです。
 彼、普段から、職場の仲間(男)の尻を触ったりする、イケナイ人なのですが、酒を飲むと、それがさらにエスカレート。一緒に飲んでいる人(男)の胸を揉んだり股間を揉んだりするようになるというのです。

 うわ。やべ。すごい人と飲む約束しちまったよ。


2006年8月14日(月)

 出勤時のロッカールームにて、副店長に、昨日のメニュー、4人で完食したことを伝えました。
 昨日のメニューの全てを把握している彼、呆れ顔をしてくれました。

 そして、閉店業務終了後、私は彼に、こんなことを言われました。

 副店長:「お前、清水なんかと付き合ってるから、最近、腹出てきてるぞ
 私:「いや、これは元から出てるんですよ(笑) それに、これぐらいならいいじゃないですか」
 副店長:「バカ野郎! 二十歳そこそこで腹が出てたら、ヤバいんだよ。若いうちは、新陳代謝が激しいから、大食いしても、なかなか太らねえんだ。でも、30代くらいになって同じ食生活してると、一気に太ってくるんだよ」

 副店長はホットに語ってくれますが、今一つ、実感が湧きません。
 そこへ、グロサリー部門の渡辺チーフ(仮名、今年度で32歳・男)がやってきて、口を挟みます。

 渡辺チーフ:「古谷チーフはね、昔は痩せてたんだよ。古谷チーフが25,6で、俺が23,4のころ、同じ店で働いてたから知ってるんだけど。食べてるものは、今と変わらないよ。チョコとか、アイスとか、あとは、ポテトチップか
 私:「そうだったんですか……」
 副店長:「そう。だから、お前もこのままだと、何年かすると、古谷が進化したみたいに、膨らんでくるぞ

 なるほど。ためになる助言をいただきました。
 私も気をつけますが、清水さんは、もっと気をつけたほうがいいですね。
 今は、お腹も全然出ていない彼ですが、古谷チーフ進化論に従えば、10年と経たないうちに、立派な体格になってしまうはずです。
 それから、村井(弟)さんは、どう見ても手遅れですね。現時点ですでに、古谷チーフよりも、数段膨らんでいますから。
 
 ところで、見事に、話のダシに使われている古谷チーフ。なんだか、かわいそうでなりません。


2006年8月15日(火)

 店に、抜き打ちの衛生検査が入ったのは、確か、先月のことでした。
 誤解しないでください。ウチの店が、何か特別な違反を犯したから、検査されたというわけではないのです。こういった検査の類は、ちょくちょく、あるものなのです。

 で、その検査の結果が、昨日、やってきたのです。

 青果・鮮魚・ベーカリーの3部門は、引っかかってしまったらしいです。
 もちろん、営業停止を強いられるほどの、ヤバい結果が出たというわけではありません。ただちょっと、検出された菌の量が多かったので、注意を促されたというだけの話です。
 それでも、良くないことであるのには、変わりありませんが。

 それに対し、我が精肉部門は、何一つ、引っかかりはしませんでした。
 完璧な結果でした。

 3部門が醜態を晒したおかげで、店長のご機嫌は、斜め方向に、鋭い切れ味
 ところが、精肉部門には何の落ち度もないので、怒りの矛先は、こちらを向かない。
 実にハッピーです。

 さて、そんなような、精肉部の、栄光に満ちたストーリーを、私は今日、職場にて、佐藤さんに話してあげました(私自身は、昨日のうちに、この話は聞いていました)。

 佐藤さんは、言いましたよ。

「まあ、その結果のうち、2%ぐらいが先輩の業績で、98%ぐらいが自分の業績でしょうね

 手ごわいな、お前。


2006年8月16日(水)

 そういや昨日は、私や佐藤さんの住む街(要するに、我々の働くスーパーのある街)の、花火大会がありました。

 先週の水曜だったか、私、佐藤さんに聞いてみたんですよ。
 「花火大会には行くのか? 行くのなら、俺が一人で出勤するから、君は休んでいいよ」と、いうようなことを。
 彼女からの答えは、
「行かないです。花火なんか見に行っても、ケータイいじるくらいしか、やることないし
 と、いうものでした。

 乙女心の、かけらも感じられませんな。

 そうそう。先週の水曜日といえば、結局、具志堅用高の件、店長は、スルーしてくれたみたいですね。

 さすがは店長! あんた、器がデッカいよ。


2006年8月17日(木)

 自分のバイトするスーパーに、またも、買い物に行きました。

 後藤田チーフに、会いました。
 前回同様、パンコーナーで、です。

 そこで、仕事中の彼と、今度の飲み会の打ち合わせをしました。
 どうも彼、店からほど近い、清水さんの部屋で焼肉パーティーを開き、そのまま清水さんの部屋に泊まり、翌朝、そこから出勤するという計画を立てているようです。

 彼は、ちと遠い所から車で通っているため、勤務後に飲んでしまうと、帰れないのです。
 電車に乗って帰るという手もありますが、それだと、ほんの短時間しか、飲むことができません。終電に間に合わせなければいけませんからね。
 そんなこんなで彼、宿泊場所を探していたのです。

「よし! 後で清水に交渉してみるよ」
 と、言い残し、後藤田チーフは、バックルームに消えていきました。
 さて、彼の野望は、どのような結末を迎えることになるのでしょうか?

 続報を待て!


2006年8月18日(金)

 今日は、私は出勤日だったのですが、後藤田チーフも清水さんもお休みだったため、あの後どうなったのかを、当人たちから直接聞くことは、できませんでした。
 しかし、大筋は、村井(弟)さんが、語ってくれました。

 どうやら、話は、清水さんの家で鍋パーティーをやる方向で、まとまりつつあるようです。

 鍋パーティー!?
 アンタたち、今は、夏ですよ?
 いくらなんでもそれは、暑苦しいだろぉ。

 あんまり暑苦しく感じたもんで、私、帰宅後、またも、酒を飲みながら、ヤクザもののVシネマを観賞してしまいましたよ。

 ま、元々今日は、帰宅後は、そうやって過ごす予定だったんですけどね。


2006年8月19日(

 本日は、特に何もありませんでした。

 強いて挙げるなら、昨日飲みすぎたせいで、お腹を壊したってことぐらいですかね。


2006年8月20日(

 後藤田チーフから、事情は聞きました。
 やはり、今度のメニューに、鍋を選択した黒幕は、清水さんでした。

 そんなことだろうと思っていたよ。

 しかしまあ、鍋パーティーの開催は、9月になるみたいです。
 そのころには、少しは涼しくなってるでしょうから、清水さんの考えも、それほど間違ってはいないのかもしれませんね。

 ところで、後藤田チーフ、おもしろいものを見せてくれました。夕方、仕事を終えた私が、パンコーナーに買い物に行った時のことです。

 それはいわゆる、携帯電話で撮影した、写真。
 休憩室のイスに腰かけ、背もたれに寄りかかって眠る、店長の姿が写っていました。

 後藤田チーフいわく、「シャッター音が聞こえないように、スピーカー部分を手で押さえ、慎重に撮影した」とのことでした。

 すごく勇気がありますね、あなた。
 でも、同時に、すごく、勇気の使いどころを間違えてる気がします。


2006年8月21日(月)

 春井さんが、またも、アホなことをして、副店長に怒られました。

 この人、やはり、ダメな人です。
 古谷チーフから聞いたのですが、こないだも彼、「先週1個も売れてない商品を、大量に発注する」という、暴挙に出たそうです。
 嫌がらせではなく、マジメにそれをやっているところが、すごいところです。

 以前私は、チーフから、
「春井さんの言うことは適度に無視して、自分で考えて動かなきゃダメですよ」
 なんて、言われたこともありました。
 残念ながら、正論だと思います。

 そんな、ダメダメな春井さんですが、“いい人”であることは間違いありません。憎めないキャラです。
 というか、これで性格まで悪かったら、大変なことです。


2006年8月22日(火)

 一昨日、後藤田チーフが語っていたことを思い出しました。
 「清水に、例の、宴会と宿泊の交渉をしたら、『いいですね〜。今度やりましょう!』と、快く、応じてくれた」というようなことを、言っていたのです。

 気になるのは、この、清水さんの態度が、副店長に対するものと、全然違うということです。

 副店長、前回の、第2次焼肉パーティーの日、清水さんに、こう漏らしたそうなのです。
「いいなあ。俺も焼肉食いてえなあ」
 それに対する清水さんの返事は、
「じゃあ、副店長は、参加費1万円で」  というものだったそうです。
 焼肉や寿司にかかった合計金額は、6000円台。そのことを知っている副店長に、1万円を要求
 事実上の、「来るな」通告です。
 副店長が、
「ふざけんなよ!(笑) なんで俺の払う額が、お前の買い物金額より多いんだよ!」
 と、参加を諦めたのは、いうまでもありません。

 おかしいです清水さん。
 明らかに、副店長と後藤田チーフを、差別しています。

 しかしまあ、清水さんの気持ちも、分からないではありません。
 副店長は、すぐ怒る、おっかない御仁ですからね。


2006年8月23日(水)

 昨夜は、9時くらいに寝ました。
 夜中の1時に目が覚めました。
 もう一度寝ようとしたのですが、眠れず、結局、そのまま起きてしまいました。

 午後1時からは、アルバイトでした。
 今日は、この前ベンチでお昼寝させてもらった大型スーパーが、お休み。稼ぐチャンス。大忙しのため、私、昼間から駆り出されたのです。
 (実は、たびたび出てくる、例の、「安さ重視のライバル店」だけでなく、この大型スーパーも、ウチの店のライバル店なのです。というか、どちらかというと、本当の意味での競合店といえるのは、こっちの店のほうだったりします)

 最初のうちは、無心に働きました。睡眠欲を倒すため、必死で動き回りました。
 しかし、夕方6時に、佐藤さんがやってくると、ほっとして、気が、ゆるんでしまいました。私、古谷チーフと、雑談をしながら作業をするようになってしまったのです。

 「ドリフの雷様コント」、「尾美としのり」、「尾道三部作」、「鬼平犯科帳」、「雲霧仁左衛門」、「富田靖子」といったものたちが、話題に上がっては、消えていきました。
 佐藤さんは、終始、置いてけぼりでした。
 話についていきたいなんて、初めから、思っていないようでしたけどね。

 私が、疲れのせいか、
「雲霧仁左衛門の時の石橋蓮司はカッコ良かったなあ」
 などと、一人でブツブツつぶやいていたら、彼女、
「チーフ、なんか、一人で会話してますよ、あの人……
 と、冷たい態度を取ってきたりもしました。
 この場合、誰だって、そういう態度を取りたくなるような気もしますが。

 そうそう、最後に私、焼き鳥を詰める作業をしたのですが、その時に、10本ほどの焼き鳥がのった皿を、作業場の床目がけて、ひっくり返してしまいました。
 こんなミス、初めてですよ。
 焼き鳥を、オートパッカーに粉砕されたことなら、今までにも何度かあったけど。

 その後私、正直に、焼き鳥のことをチーフに話しましたが、お咎めはなし。後のことを佐藤さんに託し、8時前には、タイムカードを切りました。

 帰りには、お買い物。
 頼まれてもいないのに、良心の呵責から、焼き鳥を大量に買って帰りました。
 エラいです、私。
 きっと、いずれ、道徳の教科書に載りますよ、このエピソード。


2006年8月24日(木)

 久しぶりにやり始めた、『シヴィライゼーションV』に、不覚にもハマッてしまい、ほぼ丸一日を、共に過ごしてしまいました。

 廃人になることを回避するために、ここ数年、このゲームには手を出していなかったのですが、つい、出来心で……。

 ただでさえ、サイトの更新が滞っているというのに、申し訳ありません。
 でも、もう大丈夫。断腸の思いでシヴィライゼーションをやめ、もうじき、更新します。
 その予定です。

 こんなサイトの更新を待ち望んでいる人など、一人もいないような気もします。
 しかし、その、そもそも存在すらしないであろう、ファンのみんなの期待に答えるため、僕は頑張ります!


2006年8月25日(金)

 うははははは。

 今日もまた、シヴィライゼーションな一日を過ごしてしまった。
 反省、反省。
 うははははは。

 明日こそは!


2006年8月26日(

 今日はなんとか、シヴィライゼーションVは、やらずに済みました。

 しかし、新たな誘惑が。
 後藤田チーフに、言われてしまったのです。
 例の、スーパー戦隊のカードの、新シリーズが出ていると!

 だけど、涙を飲んで、二人で誓い合いました。
 今度こそは、手を出さないことを。

 1枚でも手に入れてしまえば、コレクター魂に火が着き、地獄に向かって総崩れ。
 将来的には、一般とは違う意味でのカード破産をしてしまうことにもなりかねません。
 だから、今は、今こそは、忍耐の時なんです。

 ところで後藤田チーフ、続報を聞いてませんが、すでに売り場から消えてしまった、前シリーズのカードは、結局、集め切れなかったんですよね?

 おいおい。それは良くないな、チーフ。しっかりしてください。

 カード収集こそが、日本男児たる者の、最も大きな存在意義でしょうが!


2006年8月27日(

 バックルームで、野沢さんに背中から抱きつかれ、お腹を揉まれました。

 私:「ちょっと、何するんですか!? 遠くから見てる人がいたら、何て思われるか分かりませんよ?」
 野沢さん:「そうだね。まずいね。俺たちの関係が、バレちゃうもんね

 おい。それは違うだろ!

 その後、バックルームで、再び、野沢さんに遭遇。今度は、後ろからお尻をタッチされました。

 私:「どこ触ってるんですか!?」
 野沢さん:「え? どこ触ってほしかったの?

 おいおい。それはおかしいだろ!


2006年8月28日(月)

 古谷チーフから、聞きました。

 清水さん、こないだ、副店長に、「今度、特売をやるから、某社の某商品を、沢山発注しろ!」と、指示されたのだそうです。
 それに対する、清水さんの答えが、ふるっています。
俺、それ、こないだ買って食べたんで、いらないから、いいです
 と、平然と言ってのけたというのです。
 なんかこの人、“商売”というものを、根本的な部分から勘違いしている気がします。

 しかも、その、以前にその商品を買った店というのが、他店舗。
 自分の働いているスーパーですらないという。
 とんでもなく挑発的です、清水さん。すごいです。本人には、全く挑発する意思などなく、素でやっているというところが、もっとすごいです。

 さらに、古谷チーフから、聞いてしまいました。

 そんな清水さんですが、実は、かなりレベルの高い、某大学を出ているというのです。
 「勉強ができても、常識のない、バカな人はいるんだなぁ」と、社員たちの間では、評判になっているそうです。

 これには驚きましたね。まさか、清水さんが、そんないい大学を出ていたなんて。
 第1回目の清水組の焼肉パーティーの際、焼肉に使う油を求める私と村井(弟)さんの所に、サラダ油を丸々一本持ってきて、嬉しそうな真顔で、
これ、全部使っちゃっていいよ
 などと言ったほどの、大人物だというのに。


2006年8月29日(火)

 話は、昨夜11時過ぎから始まります。

 こんな夜遅くに、私は、中学時代からの友人にアポを取りました。
 そして、二人で飲みに行きました。
 ファミレスに。
 自転車で。
 店に入った時には、深夜O時を過ぎていました。

 午前2時には、その店は閉店。
 飲み足りない我々は、近くのカラオケ店(こないだ、私が寝に行ったとこ)に向かいました。
 そこで、さらなる酒を飲みつつ、いろいろと語り合いました。

 え? 歌ですか?
 歌いましたよ。2曲だけ。
 しかも、デュエットで。
 曲目は、「デビルマンのうた」と、「仮面ライダーV3」ね。

 このカラオケ店も、午前5時には閉店。
 その後我々は、食料を買いに、コンビニへと行きました。
 それから、その食料を携え、公園に移動。ベンチに座って、朝食タイム。

 腹が満ちたら、今度は、睡眠のお時間。
 私は、ベンチに横になり、そのまま、1時間ほど、眠りに落ちました。
 友人も、寝ていたようです。

 立派なもんですね。
 これが、野宿ってやつですよ。

 目が覚めたら、ほどなく、その友人の家に移動。
 結局、昼過ぎまで、彼の家に居座りました。
 彼のお仕事がお休みなのをいいことに、ずうずうしく、長居しました。

 その後は、一直線に帰宅しようと思ったのですが、とにかく、暑い暑い。

 魔が、差しました。

 また、一人で、カラオケボックスに、寝に行ってしまいました。
 しかも、つい今朝方、お別れしたばっかりのお店に。

 目覚めて、店を出たのは、またしても、午後8時前。
 あとはただ、家に帰って、時間の流れに身を任せるのみ。
 そんな一日でした。

 そういえば、今回、友人と飲みに行ったのは、私の、このサイトの、感想を聞きたいがためだったんですが、あんまり、その件は、話題には上りませんでしたね。

 というか、実をいうと、そもそも私と彼は、それほど、語り合ったわけでもないんです。

 彼、私と一緒にいる時間のうち、かなりの時間、ニンテンドーDSでリメイクされた、ファイナルファンタジー3をプレイすることに、熱中していたのです。


2006年8月30日(水)

 佐藤さんに、ユニフォームのズボンを、渡しました。
 6月14日にブチ破れて以来、ずっと、自宅に放置してあったやつです。

 実は、先週の水曜日、古谷チーフに、新しいズボンの注文をお願いしたのです。
 替えが少ないと、いろいろと不便ですからね。
 「だったら、2ヶ月以上も放置してんじゃねえよ」という気もいたしますがね、はい。

 その時です。そばにいた佐藤さんが、
「自分のズボン、貸してあげましょうか?」
 などと言ってきたのです。
 後を追うようにして、チーフも、
「僕のも貸してあげようか? たぶん、ウエストがダボダボになると思うけど
 と、申し出てきました。

 私は、二人の厚意を、拒絶しました。
 佐藤さんからズボンを借りれば、今度は、佐藤さんのズボンが足りなくなってしまいます。それに、チーフのズボンは、大きすぎて、はけないと思われます。

 すると今度は佐藤さん、
「じゃあ、自分が縫ってあげましょうか?」
 などと、言いおったのです。

 これは悪くない話です。わざわざ新品を注文するよりは、資源の再利用をしたほうが、明らかに、合理的です。
 お言葉に甘えて、縫ってもらうことにしました。
 私、自分では、縫い物なんてできないですしね。

 そして、今日、ブツを渡すに至ったと、そういうわけなんです。

 それにしても、あの佐藤さんが、こんなことを申し出てくるとは、一体全体、どういう風の吹き回しでしょう。

 まさか、俺のズボンに、針でも仕込むつもりじゃないだろうな!?


2006年8月31日(木)

 今日は、月末恒例の、棚卸し。
 棚卸しの日は、肉屋のバイトは、いつもより、30分早く出勤することになっています。
 しかしながら佐藤さん、いつも通り、6時に出勤してきやがりました。
 しっかりしてください!
 現在に至るまで無遅刻無欠勤。それだけが自慢の、私を見習いなさい!

 さて、本日、私は、古谷チーフに、ある提案をしました。

 ウチのスーパーの鮮魚コーナーでは、しばしば、「おさかな天国」などの愉快な歌が、テーマソングとして流れています。
 ところが、精肉コーナーには、そんなテーマ曲など、全然ありやしません。

 そこで私は、精肉部門もテーマ曲を決めて、流そうと、提案したのです。
 「ドナドナ」を、精肉コーナーのテーマ曲にして、流そうと、提案したのです。

 ところが、私の、この名案は、なぜか、その場で却下されてしまいました。
 笑いは取れましたが、却下されてしまいました。

 なんでかなぁ……。
 なんでかなぁ……。

 ……と、頭を抱える私を載せて、荷馬車は揺れる。



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