酒の影響も、すっかり消え去った、午後3時。
出勤です。
出勤後、すぐに、気がつきました。
お財布、家に忘れてきてしまったのです。
これでは、晩ご飯が食べられません。
未来は、空腹によって閉ざされてしまいます。
そのことを、須賀夫人にお話ししたら、なんと彼女、食事代を、貸してくれると言います。
もちろん、このご厚意には、甘えさせていただきましたよ。
晩飯食えないの、嫌ですもん。
500円玉を1枚、レンタルさせていただきました。
ありがたや。ありがたや。
しかし、なんだかちょっとだけ、後ろめたいですねえ。
だって、あと1日で、今年も終わり。
そして、須賀夫人に次に会うのは、来年のこと。
借金が、年を越してしまうのですよ。
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