スーパー伊忍道〜打倒信長〜

1992年3月19日
光栄

ゲーム シナリオ キャラ バランス 音楽 難易度
C E E D E やや難しい

(概説)
 パソコンからの移植作品。
 厳密に分類すればRPGではなく、RPGとSLGを融合させた、光栄独自の、「リコエイションゲーム」というジャンルに属するゲーム。
 基本的にはRPGなのだが、要所要所で、SLGのような戦闘が待っている。
 タイトルを見れば一目瞭然。主人公は、信長打倒を目指す、伊賀の忍者である。

(感想・批評)
 最終目的だけははっきりしているが、ストーリー性は、ほとんど皆無である。そのぶん、自由度は高い。何をやってもいい。
 旅の途中で出会った者を、説得して仲間にする作業は、時間がかかり面倒だが、それだけに、仲間になってくれた時の喜びは大きい。
 通常の戦闘のシステムは、割といい線を行っている。だが、SLG風の戦闘は、マップも小さく、戦略性も薄く、どうにも中途半端な感じで、物足りない。
 フィールドではほとんど敵が出ないし、ダンジョンでもあまり出ないので、苦痛なく旅をすることができる。レベルが上がるたびに、体力と気力がMAXになってくれるのも、ダンジョン探索において非常に助かる。
 ただ、序盤に限っては、敵の刺客が強すぎるため、追いつかれればほぼ確実に負けてしまい、マトモに進むことすら難しい。
 画面の切り替えが遅いのも、難点。
 戦国時代の人物や地名が、何の解説もなく、大量に登場するので、それらに関する知識のない人には、プレイ自体がキツいのではないだろうか。逆に、知識のある人なら、それなりに楽しめる内容だと思う。


名ゼリフ

「天下人を目指したその日から、自分を見失ってしまったのかもしれぬ」(織田信長)



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